ロシアを旅して必ず目にするものが戦勝記念碑などの第二次大戦にまつわるモニュメント。
ほぼ全ての町にあるといってよく、永遠に灯されている火があったりする。
そんな中でもここヴォルゴグラードは旧ソヴィエト圏に12か所ある英雄都市の称号を贈られた町の一つで、記念碑どころではないのである。
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こんなポスターはズルい |
もともとスターリングラードという名の町だったことからも分かるように、ロシア風に言えば大祖国戦争でドイツを撃退したぞ!と誇っているのである。
5月9日が戦勝記念日として制定されているがこの日に近づいてくるとロシア中で卍マークのドイツ軍がやられているプロパガンダポスターが展示されていたりする。
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ソ連圏でお馴染みの炎 |
戦争当時のダメージはほとんどなく博物館に一棟建物を残しているくらいだ。
広島の原爆ドームのようだが広島市と姉妹都市提携を結んでいる縁のある地でもあり広島通りという名のストリートもあるらしいがどこにあるのか分からなかった。
ここが第二次大戦で枢軸側が負ける転換点ともなった激戦地だったとは言われないとわからないだろう。
広島もまた同じと思う。
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旧製粉所跡 |
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ヴォルガ川 |
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公園 |
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チェコ製のトラム |
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ロシアのポストカード |
第二次大戦に興味を持っているなら行って損はしない町でパノラマ博物館はスケールも大きく枢軸側の人間としてもどう扱われているのか見てみるのも興味深かった。
ロシアを訪れるドイツ人はいったいどういう気分なのか今度ドイツ人に会ったら聞いてみたい。
他には町の名の由来にもなっているヴォルガ川周辺はきれいに整備されていて、ここも圧倒的なスケールの景色を楽しめる場所である。
ちょうど卒業式や終業式の時期のようでそんな内容の書かれた襷を賭けた学生を多数見かけた。
お勧めスポットとして郵便局は地味だがポストカードや切手の品揃えが豊富なので誰かに手紙を出す場合ここでハガキなど買ってもいいだろう、局内には白いレーニン像が威厳を放っている。
高層ビルや巨大なショッピングモールなどはないが活気があるレトロなロシアの地方都市で私的にはもう一度訪れたい場所の一つである。
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