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イスラム教の町カザン

ロシアでも珍しいイスラム教徒の多い町カザン。

カザフスタンやキルギスなどの周辺国からカザンの大学に通う若者に多く出会った。

カザフスタン人の留学生

エカテリンブルクから列車で揺られること11時間半、タタールスタン共和国の首都であるカザンに到着した。

イスラム教徒が多いという話はカザフスタンの知人から聞いていたが駅近くの食堂で早速そのことを実感する。

中央アジアでお馴染みのプロフ
やっぱりライス、焼き飯系は日本人の舌になじみやすい。

カザンは人口100万人以上暮らす都会であり人気の観光地でもある。

クレムリンが世界遺産に登録されていて最大の見どころでもあるのだがクレムリンはモスクワだけにあるわけではないことをここに来て知った。

クル=シャーリフ・モスク
バウマン ストリート
ロシアの母なる川 ヴォルガ川
私がカザンに来て一番見たかったものは世界遺産ではなくヴォルガ川である。

全長3600km以上あるヨーロッパでもっとも長い大河でカザンでも川幅2km以上に及ぶ場所もあり最終的にカスピ海に流れ込む。

日本にはない大自然に私は惹かれる。

カヌー漕いだら気持ちいいだろうな、などと考えながらしばし眺めていると砂浜の砂を袋に大量に詰め込み車で持ち帰っていくカップルがいた。

何に使うのか知らないがこういう人たちもロシア的な光景の一部として見入ってしまった。


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