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アメリカ文化は毒

テヘランで最初に泊まっていた SeeyouinIran というホステルは英語を流暢に話す若者たちが経営しているホステルで居心地が良かった。

アメリカ大使館跡地にある博物館

ヨーロッパナイズドされていてイラン人ぽくない彼らは自国の批判をしだしたら止まらなかったが。

スイスに留学経験がありヨーロッパの自由思想と個人主義に触れてしまった一人の青年はこの国が嫌いだと言っていた。

「経済制裁が解かれてエネルギー資源の輸出が再開されてもお金は役人たちのポケットに入るだけで国民は貧しく物価だけが上がっていることに非常に腹が立っている」と。

「物価が上がったら不買運動なりすればいいのに目の前のものを買う国民もバカだ」と。

どうやらヨーロッパのマイナスの面には目を背けているようだ。

確かに社会保障など優れているところもあるが常に混迷している、フランスなんて特にそうだろう。

社会保障は十分手厚いにもかかわらず、ちょっと法律を変えようとするとすぐストライキや暴動が起こる。

「アバヤをちゃんと着ましょう」という啓発ポスター
イラン人女性もアラブ諸国と違いアバヤを着用しない人もいて、スカーフなどもかなり崩した着こなしの人も多く体制や規制に不満やストレスが溜まっているような反抗的な感じは何となく伝わってくる。

イラン人女性に聞いたところ若い人はアバヤやチャドルがあまり好きじゃないんだとか。

ようするに見えるオシャレ、見せるオシャレを楽しみたいと。

地下鉄の構内でライブ
彼らにはガス抜きが必要

こういった人たちは昔からいて私があまり知らないだけかもしれないが、アラブの春のように近い将来イランでも何か起きるのではないかと個人的には感じた。


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