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イラン・イラク戦争の爪痕が残る街 ホッラムシャフル(khoramshahr)

ホッラムシャフルはイラン・イラク戦争で破壊された町であり未だにダメージが残っている場所がある。

ダークツーリズムをする気はないが戦跡を訪ねるつもりでこの町に2泊した。
イランのビルを彩るウォールペイント

一つ不安だったことはこの町がイラクのバスラから数十キロというロケーションなのでイスラム過激派やキッドナッパーに遭遇しないかということ。

船で来るときにいろんな人に聞いてみたが特に大丈夫だという話だったのでひとまずは安心。


イランのどの町でもビルの壁に絵が描かれているのを見かけるが、ここホッラムシャフルは特に過激な感じが伝わってくる。

大きな漆黒の旗
町を歩いていたら遠くから巨大な黒い旗が目に入ってきた。

導かれるようにその場所に行くと年季の入ったモスクにたどり着いた。

Khoramshahr Jamme' Mosque
イランでも街頭にあるスピーカーからアザーンが流れてくるがアラブ諸国のそれとは違い心臓と脳みそに直に響いてくるものがある。

しかし、その時流れていたのは何度か聞いたアザーンと違い演説めいた雰囲気が漂っていた。

モスクの入り口付近には軍人と警官らしき人達が多数いて、まるで過激派の集会でも行われている雰囲気だったがテレビの取材に来ていた人たちがいたのでその人たちに聞いてみたが英語を話せる人はおらず、よくは分からなかった。

が、このあと自分が危険に鈍感になっていることに気づいた。

本来なら武装警官や軍人が多数いるところに物見遊山で行かない方がいいに決まっている。

銃弾の痕
外壁
集会が終わり、その取材の人たちと一緒にモスクにいき見学させてもらえた。

モスクの中にいた若者に身の清め方を教わりミフラーブのある部屋に入ったが、ここで礼拝中にイラク人による襲撃があったようで銃痕が床に残されていてそれを見せてくれた。

壁には犠牲になった人の写真が掲げられ住民の心の傷もまだ癒えてなさそうだった。

この町の見どころがどこかはよく知らないが Khoramshahr Jamme' Mosque は訪れてみる価値はあるだろう。

とあるモスクのドーム

中学生くらいかな
緊張感の漂うモスクもあるがここはイランの端っこの田舎でもあり外国人旅行者がまず来ない町なので擦れていない人たちが多い。

テヘランではあまりないがここでは「そのカメラで自分たちを撮って」と「一緒に写って」と声をかけられるのが非常に多い。

川に停泊中の船

旦那二人は兵士
川沿いを歩いていたらシーラーズから遊びに来ていた家族にお茶をしないか誘われごちそうになる。

左のお父さんが子供と一緒に私を写真に撮ろうとするが女の子は恥ずかしがって隠れてしまう。

どこの国でも子供はかわいいですね。


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